純石けんで髪を洗い、「すっぴん」の髪の毛の状態を知る

 

最後に、今の髪のありのままの状態を知りたい方のために「純石けんで髪を洗う」という方法を紹介します。ただし、このチェックの後は髪が傷んでいる方ほどキシキシすると思うので、@とAのチェックだけで自分のダメージが分かったという方は行わなくても大丈夫です。

 

日頃ほとんどの方はシャンプーで髪を洗ったり、トリートメントを使用したりしていると思います。そのほとんどはシリコンや高分子ポリマーを含んだ商品です。それらの成分は髪に付着し、髪をコーティングします。その結果髪にツヤがでたり、手触りが良くなるのです。

 

私はそれ自体が悪いとは思いません。ただし、髪がキレイになっているわけではなく、あくまで表面を取り繕っているだけということは知っておいてください。問題は、コーティングされたままの髪では本来の髪のダメージを把握しづらく、髪が傷んでいるという実感も湧きにくいということです。

 

そこで、純石けんの出番です。純石けんはアルカリ性なので、表面を人工的にコーティングしているシリコンやポリマーを溶かすことができ、余分な成分を落とすことができます。成分を必ず確認して、「石けん素地」「純石けん分」「脂肪酸ナトリウム」が98%以上で「水」「グリセリン」以外の不純物が入っていない純石けんを使ってください。


純石けんを使うと髪が絡まりやすくなります。そのときは指を使って無理やりガシガシ洗うのではなく、摩擦で髪を傷めないようによく泡立てて優しく洗ってください。

 

洗い終わったあとにお湯でよく流します。ただ、髪がキシキシすると思いますので、「クエン酸リンス」(スーパーなどで買えるクエン酸を水に溶かしたもの。500mlに対し大さじ2、3杯)を使いましょう。クエン酸リンスを髪だけにつけ、2、3分ほぐし、再度流します。そしてドライヤーで乾かせば、コーティングされていない今のあなたの髪の本当の状態になっています。

 

この状態でもし健康な髪であればふつうに指が通ると思います。逆に傷んでいる髪は指がひっかかるはずです。また、その状態の髪のツヤや手触りも覚えておいてください。

 

髪の状態を把握するために1回洗う程度であれば問題ありませんが何度も髪を石けんで洗うとダメージになる可能性はあります。美容室でトリートメントやカラー、パーマをした直後は控えてください。

 

また、「石けんで髪を洗うとキシキシするのは、石けんが髪を傷めるからだ」と思っている方もいるのではないでしょうか。実はそのキシキシは、シリコンなどのコーティングが無くなって実感できるようになった、今まで髪に溜まっていたダメージです。顔でたとえるなら、ファンデーションを落としたとき、キレイに見えていた肌が実はすっぴんでは荒れていたという状態です。「ファンデーションを落としたから肌が荒れた」とはなりませんよね。

 

すっぴんで肌が荒れている人は、「本当に肌がキレイ」とは言えないと思います。すっぴんがキレイな人は化粧品に左右されません。髪も肌と同じです。本当の美髪とは、シリコンなどのコーティングに頼らなくてもサラツヤでキレイな髪のことだと私は考えています。そして、美髪は正しいヘアケアを行えば必ず手に入れることができます。

 

シャンプーについて

ダイエットや、健康に気を使っている人は普段の食事の摂りかたにも気を付けていると思います。
髪にとって毎日のシャンプーは食事と同じです。年間で365回シャンプーをしていると、ロングヘアの人の毛先は1500回以上のシャンプーを経験していることになります。

 

この章ではいかにシャンプーの選び方と洗い方が重要であるかをお伝えしたいと思います。本気で体質改善をしたいと思っている方ほど1食1食が大事なように、髪の毛も本気でキレイにしたいと思っている人は1回1回のシャンプーを変えていかなくてはなりません。

 

でも、シャンプーって本当にいろいろなメーカーから様々な商品が出ていてどれが本当にいい商品なのか分からないですよね。

 

大切なのは自分に合ったシャンプーを選ぶこと。でも、自分で選ぶ必要はありません。

 

お医者さんが症状に合わせて薬を処方してくれるように、パーソナルトレーナーが望む体形に合わせてメニューを考えてくれるように、美容師もあなたの髪型、髪質に合わせて的確にシャンプーを選んでくれます。自分で選ぶのではなく、信頼できる美容師と共にシャンプーを選んでください。